病院と在宅介護を繋ぐケアマネージャーの役割

高齢化社会が進む今、介護保険、医療保険共に地域包括システムを充実させる方向に舵がきられており、在宅介護への流れが加速しています。

また、近年では人材不足・医療保険のお金事情から入院期間が短くなる傾向にあり、さらに病床数も削減される方向で、治療が終われば早めに退院できるような支援が求められています。

実際、退院するにあたり介護保険サービスを利用することになる高齢者も多く、病院と在宅をつなぐ役割を担うケアマネージャーへの期待が高まっています。※ケアマネージャーの詳しい概要はコチラ:http://examination-caremanager.com

病院には退院支援と退院調整というものがあり、前者は患者が自分の病気や障害を理解し、退院後どこで療養するかという意思決定を支援することです。後者は退院を決めた患者をサポートし、地域の医療機関や介護サービスとの調整を行うものになります。

退院後の調整にあたっては、ケアマネージャーが迅速に対応することになり、スムーズに在宅生活につなげる専門性が求められています。

そのためには、医療スタッフとの円滑なやりとりが必然的に必要になってきます。特に福祉関係出身のケアマネージャーは、これまで利用者の受診付添いなどで医師とマンツーマンで対話することはあっても、病院主導の会議に出席する機会はなかった人が多いため注意が必要です。

経験が少ないことが苦手意識につながるようであれば、経験を積むことが何よりの解決策になります。退院サポートに携わる機会は確実に増加するため、苦手意識を克服しながら、自信をもって在宅生活への移行が円滑に行えるようになることが重要です。